【保育園の課題】保育士の仕事を減らそう!~誕生会と参観日~

保育園はなぜ行事が減らせない?

昨今の保育士不足の現状から、

保育士の業務軽減のために行事を減らそう!

と考えている園さんも多いのでは??

 

そこで、今回はこんな記事の内容になっています。

■誕生会と保育参観日の規模を小さくする。

■いろいろな園での誕生会の取り組み

■一人ひとつの誕生会の具体的な方法

 

この記事は、保育士歴10年、保育転職アドバイザーとして70カ園以上へ訪問。

年間200人以上の保育士さんとお話。

自身の子どもも3人いて、待機児童のころから4つの託児所・保育園・幼稚園へ

子どもを預かっていただいていた経験からお話させていただきます。



保育園での年間行事予定は

主にこんな感じの園が多いかと思います。

 

4月 入学式、保護者懇談会

5月  こどもの日会、母の日参観日、親子遠足

6月  父の日参観日、遠足、プール開き

7月  たなばた祭り(発表会)or夕涼み会

8月  お泊り保育

9月  敬老会(老人ホームなど訪問)

10月  運動会、ハロウィン、遠足

11月  お店屋さんごっこ、作品展

12月  クリスマス会(発表会、音楽会)

1月  もちつき大会

2月  節分

3月  ひなまつり会(生活発表会、音楽会)

   お別れ遠足、誕生会、卒園式

☆毎月行事  :   誕生会、避難訓練

 

しかし、行事を減らすといっても、すぐにはできないのが現状ですよね。

なぜなら、行事を楽しみに入園した保護者からの反対がすごい。

何か行事を減らそうものなら「この行事があるから、この保育園にいれたのに!」

と、園長や主任に訴える保護者の姿が目に浮かびます。

 

まぁ、3人の子どもを持つ私も、その保護者の気持ちは良く分かります。

特に初めてのお子さんをもつ親御さんとしては

子どもの成長の瞬間を写真や動画に収めたい!と思っている人が多いでしょう。

 

普通は、自分の過去の経験で物事を考えるので、

うちの子の運動会や発表会の記録がないなんてありえない!

そう思うかと思います。

 

さて、どうしたものか。

 

そこで今回は、保育士さんの業務軽減のために、

誕生会参観日についてお話できればと思います。

【保育園の誕生会】通年で使えるおすすめ誕生会ネタ8選

 

誕生会と保育参観日の規模を小さくする。

出典「城南ルミナ保育園立川きらきら☆子育てブログ」

 

誕生会と参観日は規模を小さくしやすいです。

理由は、保護者は「子どもを祝ってもらいたい」「普段の保育が見たい」から。

 

保護者にとって、保育園や幼稚園の行事といえば、運動会と発表会、そして入学式と卒園式です。華やかな行事で子どもの晴れ舞台!って感じですね。あとは、節目となる行事です。

ここをおろそかにすると、たいていの保護者は園に不満をもちますし、

行事がが大規模な園を選ぶ!という保護者もいるくらいです。

 

でも、保護者にとって誕生会は、「子どもがみんなに祝ってもらって喜んでいる姿

をみることができれば、それで満足」なのです。

参観日も、「普段の保育園での姿がみられたら、それで満足」です。

 

乳児の保護者は保育参観日を楽しみにしている方も多いかと思いますが、

実際、保育園で保育参観をすると、たくさんの大人を見て子ども達は怯えるので、

実際いつもの保育は見られません。

 

幼児の場合は、何度か見てきて、パターンもわかっている、平日だから休みにくい。

でも、行かないと子どもがかわいそう。という思いがあります。

 

大規模な参観日は、他の保護者にも気をつかわないといけないですし、

お友達にイジワルなちょっかいをかけた時には、その子の保護者と気まずくてなりません。

 

誕生会が保護者参加での前提で申し訳ないのですが、

平日の1時間のために仕事の休みを取る、というのは意外に困るものです。

 

上記の問題を見てみても、大規模な誕生会や

クラス全員の保護者を集めての保育参観日が必要ないのではないかと思います。

 

園によって誕生会は様々

出典「法輪保育園:10月のお誕生会」

 

いままで私が働いていた保育園では、園全体での誕生会しかしていません。

しかし、たくさんの園さんに訪れていると、さまざまな誕生会の形があり、

どの形でも、子どもの満足そうな様子は変わらないことがわかりました。

 

主な誕生会を含めて、こちらがそのパターンです。

※前提として、保護者参加型の誕生会としています。

 

◎園児全員での誕生会

◎学年ごとでの誕生会

◎クラスごとでの誕生会

◎一人にひとつの誕生会

 

学年ごとや、クラスごとの誕生会が、先生方にとっては、一番負担が少ないかな?と思います。

それだけ準備するものが少ないですし、大人の目が減るだけで緊張度も違います。

 

その中でも、さらに子どもと保護者の満足度を高めたい!という園さん向けに

”一人にひとつの誕生会”をおすすめしたいです!

 

一人にひとつの誕生会をオススメしたい理由

一人に一つの誕生会には利点がいっぱいです。

 

理由①誕生児にとって、年に一度の自分だけが主役の日になれる!

一番下の子どもの誕生会で、初めて自分の子どもだけの誕生会に参加しました。

参加するのはクラスの子どもと担任の先生だけです。

大好きなお友達、大好きな先生に囲まれて、私の膝で誕生日の帽子をもらった息子は

とてもとても嬉しそうな顔をしていました。

 

私もリラックスしてその様子を見ることができたし、

子どもにとっても特別な時間になったことは間違いありません。

園のみんなの前でお祝いしてもらうこともとても嬉しいと思いますが、

クラスのお友達からだけでも、同じくらい嬉しいと思います。

 

理由②風邪をひいても対応可能

これは、一番したの子が保育園に入園して2回目の誕生会の日のことです。

前日興奮してしまったのか、朝、37.5℃の発熱がありました。

保育園に相談したところ、誕生会は別の日に改めて予定するので問題ないとのこと。

ホッと安心しました。

1年間、ずっとずっと楽しみにしていた誕生会。

上の2人は3人目とは別のこども園に通っていて、園全員での誕生会で、日にちも決まっていました。

上の子だったら、37.5℃なら、誕生会だけでも・・・と登園させていたと思います。(娘は3月生まれだったので、特に誕生会への思いが強かったんです)

 

体調によって予定も調整しやすいのは親にとってありがたい点です。

 

また、妊娠中のお母さんの体調も配慮できるので、つわりが辛い時や、出産をずらして前の月に行うなどできます。

 

理由③保護者の仕事の予定に合わせられる

自分が独身の時にはあまり強く思わなかったのですが、

保育園の行事のために仕事をお休みするのって、けっこう大変です・・・

しかも、保育園で働いている身なら、なおさらです。

自分が働いている園の行事と、誕生会が重なってしまうと、自分が出席することができません。

私の場合は、誕生会は重なることがなかったのですが、

行事で重なることがあり、泣く泣く断念しました。

もちろん、自分が担任を持っている子ども達の行事も大切なのですが、

自分の子どもの行事に参加できないなんて、子どもの心を一番に考えて仕事をしてきた身としては、

「母親失格だ・・・」と、落ち込んでしまうんですよね。

 

こんな思いをしているのは、私だけではないと思いますし、

保育士だけでなく、他の仕事をしている保護者にとっても、それは同じことだと思います。

仕事の大事な会議やイベント、研修日と誕生会が重なってしまうと、仕事を優先せざるを得ませんよね。

 

ひとりひとり日程が違えば、保護者の仕事の予定に合わせて都合をつけることができます。

保護者の仕事への支障が少なくすることができます。

 

理由④保育参観を兼ねることができる。

保育参観日を設けて、クラスの保護者全員を集めての参観を行っている園も多いと思います。

誕生会を一人一人にすると、そのまま保育参観日に代えることもできますね。

ひとりずつ別日で参観日を設けているので、参観日だから、と特別に用意する必要もありません。

子ども緊張せずに毎日のありのままの保育をみてもらうことができますし、

保護者も人が多い中で子どもの姿を探す必要がないので、のんびりと普段の様子を見ることができますよね。

 

一人ひとつの誕生日の具体的な方法

[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” name=”false” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]個別に日にちを対応するなんてできるの??[/word_balloon]

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]できますよ[/word_balloon]

 

基本的に園外保育や担任の代休以外は対応可能かと思います。

 

一か月の活動の中で、園外保育は1回くらいだと思いますし、

担任の保育士の土曜の代替休みも、1か月に1回あるかないか、ですよね。

園長先生が出張でも問題ありません。

年長さんが園外保育の場合でも、他のクラスは誕生会を行えます。

誕生児と保護者、クラスのお友達と担任がいれば、基本は問題ありませんよ。

 

[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]活動が多くて、無理[/word_balloon]

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]参観日の活動だと考えましょう[/word_balloon]

 

参観日って、絵画や製作、リトミックなど、参観日用の活動を考えますよね?

しかも、25人のクラスだと、25人以上の保護者が来るので、かなりの配慮が必要です。

しかし、誕生会を普段の保育と行うと、活動の予定はそのままでOKです。

参観日より、配慮する保護者と園児がはっきりしている分、保育者の緊張も少ないと思います。

大がかりな誕生会や、参観日用の活動の準備の時間も省くことができます。

 

保護者によっては、他の保護者がたくさんいらっしゃる前だと気をつかうので、

参加が億劫だと思う方もいますよね。そういった面もカバーできるかと思います。

 

[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]クラスの人数分、出し物を考えられない[/word_balloon]

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”hide” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]毎回同じものでもいいんです[/word_balloon]

 

いつも違う出し物にしないと!と考えているのは、大人だけです。

子どもにとっては、毎回出し物が同じでも、全然問題ありません

運動会の遊戯の練習を、「昨日もこのダンスした!」って怒る子はいませんよね?

誕生会のお決まりのパターンをつくってしまうのです。

 

具体的なアイデアとしては、私だったら、こうしたいな・・・という流れを、

下記の誕生会の流れにかいておきますので、参考にしてみてください(^^)

朝の会の後

 

◎誕生児の紹介

「何色が好きですか?」「大きくなったら何になりたいですか?」

などのインタビュー(マイク付き)お友達がしてもいい

 

◎誕生日の歌のプレゼント

(誕生日の歌でもいいし、誕生児の好きな歌でもいい、前の日に確認しておく)

 

◎保護者から誕生会カードのプレゼント

(保護者からのメッセージもつたえてもらう)

 

◎お決まりの誕生会パネルシアター

(5パターン位用意しておいて、誕生児の好きなものを)

もしくは、誕生児の好きな絵本を読む

 

◎誕生児に感想をインタビュー

「今日は楽しかったですか?」

 

◎最後にピアノのリズムに合わせて、誕生児とジャンケン!

 

誕生児とのジャンケン

☆やきいもグーチーパーの曲に合わせて

・さくら組のゆうき君(5歳)の場合

さーくらぐーみの ゆうきくんー

5さいの おにいちゃんに なりましたー

みんなで おいわい たのしいな

それ さいごは いっしょに じゃんけんぽん♪

さいしょは ぐー! じゃんけんぽん!

 

こんな感じですかね♪

保護者の方にお礼を一度伝えてから、次の活動にうつります。

誕生会は、15~20分くらいでは終わるはず。

 

保護者の方には、希望であれば、給食も一緒に食べていってもらえば、

給食参観をしている園は、それを減らすことができます。

 

次の活動の内容によって調整したい場合は、

誕生会の出し物を短いものにしてしまうのもありですね。

 

年齢にもよりますが絵画や製作の活動は準備と併せて1時間くらい

だと思うので、給食の時間には間に合うかと思います。

 

まとめ

■誕生会と保育参観日の規模を小さくする

■園によって誕生会は様々

■一人ひとつの誕生会の具体的な方法

 

今回おすすめした”一人にひとつの誕生会”は、

あくまで、こういった誕生会がありますよ、という事例です。

 

いままでの誕生会も、もちろん子ども達はとっても楽しみにしているし、

そんな姿を見て、保護者もとても喜んでいると思います。

 

何十人の人にお祝いしてもらえる経験なんて、

保育園の誕生会と結婚式くらいかも!と思いますし、

そう思うと、やはり貴重な経験ですよね(^^)

 

業務負担軽減の一例として

この記事が、何かヒントになれば嬉しい限りです。

 

みんなが満足する行事というのは難しいかもしれませんが、

保護者の方の意見も聞きながら

ぜひ、新しい保育園の行事のあり方を考えていただければと思います。

 

2020.6.15

くいしんぼうおばけのマグネットシアター《イラスト付き》





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