【保育園の感染症対策お知らせ付】りんご病(伝染性紅斑)



りんご病(伝染性紅斑)

この記事では、りんご病が発生したときの

保育園の対応や家庭での対処について

まとめました。

 

りんご病(伝染性紅斑)とは?

「りんご病(伝染性紅斑)」は、4歳~12歳の幼児や小中学生に

多く発症する感染症です。

 

秋から春にかけて多く発症しますが、季節性はありません。

 

両頬がりんごのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれています。

こういった典型的な症状が出ないケースもあり、症状はさまざまです。

 

妊婦や溶血性貧血患者は、

胎児への影響や発作を起こす可能性があるため、注意が必要です。

 

保育園/りんご病/お知らせ

 

感染症法によると

伝染性紅斑とは

B19ウイルスの感染による紅斑を主症状とする発疹性疾患である。

と定義されています。

 

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原因ウイルス

単鎖DNA(二重らせん形状をしていないDNA)ウイルスである

ヒトパルボウイルスB19というウイルスが病原体の感染症です。

 

りんご病(伝染性紅斑)の症状

発熱・頭痛

頬が赤くなる前に鼻水といった風邪のような症状が

出ること多く、熱は微熱程度です。

発疹が出る前の症状として頭痛が起こることがあります。

 

倦怠感・筋肉痛

発疹が出る前の症状として、

倦怠感筋肉痛などが見られることがあります。

 

成人が感染すると、発疹や風邪症状に加えて、

関節痛が出ることがあります。

 

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赤い発疹紅斑

両頬に赤い発疹紅斑が現れた後、

腕や足にもレースのような網目状の紅斑が出て

この症状は1~2週間続きます。

 

また発疹は完治した後でも、

その後数ヵ月は日光に当たったりこすれたりすると、

赤みが再発することもあります

 

ウイルスに感染してから発疹が出始めるまでには

5日~10日間ほどかかり、発疹が出たころには

抗体ができ、感染力は弱まっています。

 

症状が出ないときが一番感染力が高い時期なので

予防は難しいとされています。



潜伏期間

4~14日

 

感染経路

主に飛沫感染

咳・くしゃみ

よだれや鼻水の着いたおもちゃの貸し借りにも注意が必要です。

どうなってるの?ウイルスと細菌 [ サラ・ハル ]

保育園での感染対策

・手洗い・消毒

 

手洗い・消毒

りんご病はワクチンは開発されておらず、

これといった治療法がないため、自然治癒となります。

 

主な感染経路である飛沫感染を防ぐため

咳エチケットや石けんで丁寧に手を洗い、消毒をしましょう。



妊娠中の職員・保護者への配慮

妊婦がりんご病に感染してしまうと、流産胎児の異常(胎児水腫)など

胎児影響が出てしまう可能性があります。

胎児水腫

胎児水腫とは胎児の胸部や腹部に水(胸水、腹水)がたまり(腔水症)、

さらに全身のむくみ(浮腫)が認められる状態のこと

日本での成人のりんご病の抗体保有率は 20~50%であり、

妊婦の半数以上は免疫を持っていません。

 

勤務・送迎について

保育所における感染症ガイドラインでは、

「保育所内で発生した場合には、すぐに保護者にこれを知らせ、

子どもの送迎時等における感染防止策を講じる。

妊娠中の職員については、流行が終息するまでの間休ませるなど

勤務形態に配慮することが望まれる。」と記載されています。

 

産婦人科感染症マニュアル [ 日本産婦人科感染症学会 ]

医療機関からの注意喚起

また、医療機関からもこのように注意をよびかけています。

①園でりんご病が流行しているという情報を職員と保護者で共有

妊婦に注意を呼び掛ける

 

お迎えはほかの人が行く、敷地の出口で子どもを引き取るなど、

妊婦が園の敷地内に入らないようにする

 

行事などで妊婦が敷地内に入る必要がある場合はマスクをし、

終わったらすぐ帰るようにする。

出典:社会福祉法人済生会ホームページより

 

大人は感染に気付かない

大人は感染に気がつかずに過ごしてしまうことも多く、

職場に妊婦がいる保護者などに注意してもらうよう、

りんご病についての情報を伝えることが大切です。

 

妊婦検診時の注意点

園でりんご病が流行した際は

妊婦検診などの際に、産婦人科へ行く前に

保育園でりんご病が発生している旨を

病院に伝えてもらうようにしましょう。

 

抗体検査について

また、りんご病の抗体検査も産婦人科では行っています。

妊娠を希望する職員は

抗体検査を先にしておくなどしておくと良いでしょう。

 



 

私の「りんご病」体験談

【わたしの体験談】

実は、私も3人目の妊娠中に長男がりんご病に罹ってしまいました。

 

流産という文字、胎児浮腫の写真を見てショックを受け

抗体検査の結果がでるまで、

毎日不安で不安でしょうがなかったです

 

結果、抗体があったとわかったので安心しましたが

妊娠後期でも、胎児貧血のため死産することもある

怖い病気です。

 

こんな体験を持つ私からも、抗体検査を先にしておくこと、

流行の際には保護者や職員への配慮を強く希望します。

 

罹患した子どもの登園のめやす

「全身状態が良いこと」(保育所における感染症ガイドラインより)

が登園のめやすとなります。

 

発症したときには抗体ができ、

感染力が弱くなっている状態なので

隔離などの必要もありません。

 

受診して発病がわかった場合は、

すみやかに園に連絡してもらうなど、

あらかじめ入園時にルールを確認してもらうようにしましょう。


家庭での対処法

感染時の子どもの様子は普段の様子と変わらないことが多く

症状が出たときは感染力が弱くなっています。

また、家庭内での感染は50%とされています。

 

近くに妊娠している人溶血性貧血患者がいる場合は

怖い感染症になりますので、園で流行しているときは

手洗い・消毒・マスクの着用をしたり

潜伏期間には会わないようにするなどしましょう。

 

参考:厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」

2020.7.15

 

保育園/りんご病/おしらせ

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